2011年8月29日月曜日

箱根登山鉄道の魅力 1/2

箱根登山鉄道と小田急

 箱根登山鉄道は東京からも近く、変化に富んだ車窓風景や珍しいスイッチバックがあることから、鉄道ファンばかりでなく多くの人々から愛されている鉄道である。かつて箱根登山鉄道の見どころ・楽しみ方をまとめたことがあるので、そちらも読んでいただければ幸いである。


※2017/8/31 閉幕しました。

 2006年までは、小田原・箱根湯本間に狭軌の小田急が乗り入れていたので、標準軌の箱根登山と軌間が異なるために珍しい三線区間となっていた。現在は路線としては箱根登山鉄道のままながら、営業運転はすべて小田急車両となってしまい、幅広い登山線用のレールのほとんどは撤去されてしまった。ただ箱根湯本の一つ手前の入生田に登山線の車両基地がある関係上、今でも入生田〜箱根湯本間は昔ながらの三線区間である。カーブにさしかかると脱線防止用の線路も加わるため、大変賑やかな線路模様となる。次の映像は、入生田手前のところから箱根湯本までの前方車窓である。カーブを曲がると電車車庫が現れ、三線区間が始まる。複雑なポイントなど見所は多い。
(2011/8/29撮影)

箱根登山鉄道の魅力 2/2

箱根登山鉄道前方車窓 
 
 強羅からの登山電車は、出山の信号所でスイッチバックするとすぐに80‰(80/1000、つまり1000㍍進むと80㍍の高度差がある坂)の下り坂で高度を下げながら二つのトンネルをくぐり、進路を180度反転して出山の鉄橋を渡る。更にトンネル内で再び下り坂となって、一路箱根湯本を目指すことになる。湯本には小田急のロマンスカーVSE新宿行が待っている。

出山信号所松山トンネル



松山トンネル早川橋梁(出山鉄橋)



箱根湯本駅到着

(2011/8/30撮影)