Straßenbahn (Berlin)
Straßenbahn とは市街電車のこと。いわゆる市電である。
ベルリン市電は歴史が古く、現在でも延長191.6㎞の路線
がある。主に旧東ドイツ地域を走っている。アレキサン
ダー広場を抜けて走る Riesaer Straße 行 M6系統。 |
M6系統。多くはLRVが使用されている。Alexander-platz 駅前。 |
Stadtbahn (Potsdam)
ポツダム市電の歴史は馬車鉄道に遡り、1880年開業。 総延長28.9㎞とさほど長くはないものの、主な市内観 光名所であるプロイセン王国のフリードリッヒ大王が 過ごしたサンスーシ宮殿・庭園やポツダム会議が開か れたツェツィーリエンホーフ宮殿を訪ねるにはちょう どいい。 |
ポツダム市電の路線の多くは終点にループがあって、 電車は折り返すことなく運行が出来る。運転手にとっ ても都合が良いだろう。デルタ線で折り返す所もある ようだ。だから上下線いずれもパンタグラフが進行方 向に対して一定だ。 |
Nauener Tor ナウエン門は、1755年に造られた。ポツダ ム市に残る3つの門の一つで、市電もここを潜って入っ てくる。この辺りはカフェなども並ぶ人通りの多いとこ ろ。右側の煉瓦造りの建物はオランダ人街と呼ばれ、祖 国を追われたユグノー派の人々が住んだ所。 |
U-Bahn (Berlin)
ベルリンには10系統の地下鉄が走っている。色はどれ もが黄色で、銀座線を思い出させるためだろうか、ど こか親しみがわいてくる。窓にはブランデンブルク門 のイラストがたくさん描かれている。傷をつけるいた ずら防止だろうか。そのため地上区間を走る場合の見 晴らしは良くない。第3軌条から750Vの直流電流を集 電しているため、架線はなく天井が低い。 |
ヴィッテンベルグ駅の夜景。西ベルリン時代の中心地 クーダム地区にある。老舗デパートのカーデーヴェー を始めとした繁華街だ。重厚な建物ゆえ、地下鉄の入 口にはとても見えない。 |
ベルリンの地下鉄は1902年開業。東西分断という厳し い時代を経験している。地下鉄の中には東側にはみ出 している路線もあり、東ベルリンの駅は閉鎖され全列 車通過扱いとなった。現在工事中のフリードリッヒ通 り駅は、東側で唯一Sバーン(これも東にはみ出した路 線)との乗り換え駅として検問所が設けられて、西側 の住民に利用された。ウンター・デン・リンデンに近 いこの辺りは現在再開発の真っ最中。 |
DB (Berlin unt Potsdam)
かつて国電といえば東京都内を走る国鉄の通勤電車 のことだった。国鉄がJRとなって、その名称をどう するかが話し合われ、一旦はE電となったが、そん な奇妙な名称は誰も使わない。結局、JR各線とかよ くわからない言い方が続いている。ドイツでは都市の 通勤通学用電車はすべてSバーンだ。ベルリンのS バーンは地下鉄でもないのに第3軌条方式で集電して いる。 |
重厚な機関車が動物園駅に入ってきた。窓下にES64U2 と記されている。ESはシーメンス社製のユーロ・スプリ ンター、64は出力6400kw、Uは汎用(貨客両用)、2は 2電源対応という意味だ。シーメンス社がヨーロッパ各 国に納めている電気機関車だ。後ろの車両はDBのもの で、寝台列車のように思えるが不明。 |
ベルリン動物園駅に進入するICEハンブルグ行。東西 分裂時代、西ベルリンの中心クーダム地区に位置する この駅は、西側からの長距離列車の終点だった。今で は、その位置をベルリン中央駅に譲ったため、特急列 車は全て通過する。 |
442形電車はドイツ国鉄の最新型近郊形電車である。 カナダ企業のボンバルディア社製。日本にいるとわか りにくいが、鉄道車両の国際入札は当たり前なのだろ う。REGIOの表示があり、地域の快速列車である。 |
442形の先頭車両台車。ボルスタアンカ(台車と車体を 繋ぐ横棒に似た装置)付きの重厚な台車。なお、442形 は車両間に台車を置く連接車方式の電車である。 |
分割併合を頻繁に行えるよう連結器も自動化されている。 |
電気機関車牽引のREGIOがオラニエンブルク駅に到着。 客車は2階建てで、自転車持ち込み可能である。 |
ベルリンの北約30㎞にあるオラニエンブルク駅は、S バーンの始発駅でもある。この電車はS1系統で、フリ ードリッヒ通りやポツダム広場を地下鉄 (U-bahn では ない)として通過し、ポツダムの手前ヴァンゼーまで行 く。 |
ポツダム広場、ソニーセンター脇に あるドイツ鉄道本社ビル。 |
(2015/8/24〜27 見学・乗車)
0 件のコメント:
コメントを投稿